バラの花に魅せられて、訪問したバラ園、イングリッシュガーデンとバラに関する情報を集めてみました


京成バラ園(千葉県)
千葉県にある京成バラ園に行って来ました。
 京成バラ園は日本を代表するバラのナーセリーで、バラの種類を語る上では、ここは絶対はずせないとかねてから思っていましたので、やっと念願かなったというところでしょうか。どこのバラ園に行っても、京成バラ園育種というのが必ずと言っていいほどありますよね。

 場所は、東葉高速鉄道八千代緑が丘駅から徒歩15分くらいです。実際に行ったときの経路は、東京駅からJR総武線で西船橋駅まで行き、東葉高速鉄道に乗り換え八千代緑が丘駅下車でした。約1時間ぐらいはかかったような気がします。八千代緑が丘駅からはバスもありますが、時間を見計らうより歩いた方が早いと思ったので歩いてみましたが、さっさと歩いて15分、ちょっとゆっくり歩けば20分は超えると思います。帰りは京成バラ園の前にあるバス停からバスで八千代緑が丘駅まで帰りましたが、歩きでは歩けるような住宅街をはずしてバスは運行されますので、時間的にはそんなに早くはなりませんでした。ちなみに帰りのバスは1時間に2本ぐらいあります。また、自家用車で行くと南関東自動車道千葉北ICからR16号を柏方面へ8Kmだそうです。
 ここはなんといっても駐車場が広く、700台は置ける(無料で)とのことですので、近隣の方はドライブがてら車で行くのが良いかも知れませんね。

 今回、京成バラ園に行ったのは、11月18日という秋バラのシーズン真っ盛りのような時期でしたので、春のシーズンほどではないにしろ、かなりのバラが盛りのように咲いており、随分ときれいでした。やはり花を見に行くのならシーズンに限りますね。
 
京成バラ園  京成バラ園 
ショップとレストラン棟
バラ園入口

京成バラ園には、上でもちょっと書きましたが、結構広い無料駐車場があります。東京からもすぐの所にありますので、春の最盛期とかはかなりな人出になるんじゃないかと思うのですが、700台の駐車可能台数が広いのか、まだ足らなくなることがあるのか、ちょっと見当がつきません。訪問した11月18日は秋バラの結構良いシーズンの土曜日、午前中でしたが、駐車場はかなり余裕でした。人出も少なく、ちょっと拍子抜けした感じではありました。  
  左は、通常の駐車場と、臨時駐車場の写真です。まだもう一カ所ありました。

   施設全体の配置は左の写真のようになります。(クリックで拡大)
 中央部がバラ園(ローズガーデン)で、整形式庭園となっており、「モダンローズを中心としたフランス様式の庭園です。中央のガゼボは桂由美さんのプロデュース」ということです。
 また、奥の方は自然風庭園となっており、「オールドローズ、原種を中心に池、流れ、樹木、草花など自然の風景が広がるイギリス様式の庭園」ということです。
 奥の方はイギリス様式の庭園なのかもしれませんが、自分がイメージしている、いわゆる定番のイングリッシュガーデンとはちょっと感じが違いました。ただ、自然の風景の中、気持ちよい散策路となっています。

 
 入口から入って、整形式庭園を見渡したところです。右側には温室があって、その年の京成バラ園作種の新品種の実物と、その人気投票なんかが行われていました。
 また、さすがに入ることはできませんが、温室の裏の方にはナーセリー部分があるようでした。

 バラの丘からローズガーデンを見渡したところです。
 後ろには3色カラーの巨大なマンション群があります。ローズガーデン、また自然風庭園の借景としては最悪です。それにしてもこの3色カラーというのは、建て主はどういうセンスなのか、また景観を考えるということがないのか、意図するところが全く理解できませんでしたね。
   
   

 バラの花についてですが、ここは、原種から、オールドローズ、モダンローズ系とみごとに種類がそろっています。
 中央の整形式庭園部分のばらは、フロリバンダ、ハイブリットティーローズ、一部にミニュチュアローズなどが、整然と植えられており、みごとでした。
 イングリッシュローズやオールドローズ、原種などは、上の写真の整形式庭園の左側(バラの丘)からその上部の辺りに植えられており、さすがにフロリバンダやハイブリットティーローズのように数はありません。またオールドローズ系はやはり一季咲きも多いので、秋には咲いていない花が多かったです。
 ローズガーデン部分は、面積30,000u、バラの品種は700種、7,000株あるということです。ちなみに、これだけ見事なバラ園でも7,000株程度なんですが、岐阜にある花フェスタ記念公園に至っては、7,000品種、61,000株と、一桁違うんですよね。その巨大さがよくわかると思います。(よろしかったら花フェスタ記念公園、前後編をご覧下さい) 

ハッピーチャイルド
セントセシリア
クロッカスローズ
エベリン
 上記の写真はいずれもイングリッシュローズです。(クリックで拡大します)

 京成バラ園には、併設して大型の園芸専門店があります。さすがバラ園だけあって、バラの苗が随分たくさん売られています。京成バラ園作の、その年に作出したバラ苗なども売っています。ここだけだと特に入場料はいらないので、ガーデニング好きには、大型の駐車場もあるし、飽きない場所かも知れませんね。 
 その他、京成バラ園には、オープンスタイルのカフェやバラをモチーフにしたという、女性をターゲットとしたショップ、また本格的な食事のできるレストランがあります。
 時間の都合で、ショップをのぞいただけですが、バラの香水など、いろんな物が売られていました。オープンカフェも天気が良ければバラ園を眺めながらお茶を飲めますので、一息いれるのには良いところのようでした。

 
モリニュー
ウインチェスターキャシドラル
アンヌ ボレイン
グレイス
 上の写真に続き、咲いていたイングリッシュローズを集めてみました。他にもお馴染みのメアリーローズとかありました。 (クリックで拡大します)
フェアービアンカ
ウィリアムシェークスピア2000

 
 フロリバンダの「アスピリンローズ」。1997年、ドイツ、タンタウ作
「薬品の名を冠する強健品種、中輪咲き、多花性で、一房に15〜20輪咲く。」ということらしいですが、強健品種でたくさん咲いてきれいな花があると、我が家にどうかとついつい見入ってしまいます。(クイック拡大)
 
 温室の中でバラの人気投票をしていましたが、その中にフロリバンダの「ディズニーランドローズ」なんてのもありました。
「2003年に、アメリカ・ディズニー社とバラ育種会社であるジャクソン&パーキンス社の協力により発表されました。」とのことで、もとはオレンジ系の色ですが、花が進むにつれ、オレンジ色の花弁にピンク色が現れてくるらしいです。

その他、 京成バラ園では、ガーデニング教室や、花の水彩画、オイルペイントなどの受講生募集の看板を見かけましたので、そういった教室なども開催されているようです。ただこれは長期講座のようでしたので、近所にいる人だけになろうかと思います。また、HPとかにもあるとおり、通信販売とかもやっていますので、かなりいろんな種類のバラが手に入ります。

 さすがに、日本を代表するバラ園、ナーセリーだけのことはあると思いました。東京近郊ですし、結構な人気どころではないかと思います。入場料もほどほどですし、是非一度は行ってみることをお勧めしたいバラ園だと思います。

DATA
所在:千葉県八千代市大和田新田755
TEL:(047)459−0106    
開園時間: 10:00〜17:00
   (入園は16:30まで、季節により変わると案内書には書いてありますので、お出かけ前にはご確認下さい)
定休日:臨時休業を除き、年中無休
入園料:5/1〜6/30,10/1〜11/30

  大人:800円、中学生:400円、小学生:200円、小学生未満:無料65歳以上:500円  
上記以外  大人:300円、中学生:100円、小学生:100円、65歳以上:200円

公式HP:http://www.keiseirose.co.jp/garden/index.html

訪問日:2006.11.18



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