バラの花に魅せられて、訪問したバラ園、イングリッシュガーデンとバラに関する情報を集めてみました


京都府立植物園(京都府)

京都市にある京都府立植物園に行って来ました。
 ここも、なんと真夏の日中、京都独特のむせかえるような暑さの中、汗を拭き拭きでした。こんな中バラ園に行ってみようなどほとんど病気としか言いようがないですね。(笑)
 ただ、近所にないバラ園は、仕事の休みが取れるときとかにしか行くことができないので、うまく最盛期には行けないものです。
 京都府立植物園は、京都駅からだと、市バスの1系統(約20分ぐらいでしょうか)、府立植物園前というバス停から歩いて5分ぐらいのところにあります。、その他地下鉄(北大路駅下車(正門)、北山駅下車(北山門))でも行けますので、交通の便は至極良いところにあります。

 京都府立植物園は、大正6年(1917)に着工し、同13年(1924)1月1日に「大典記念京都植物園」として開園したという歴史ある植物園です。戦後は一時連合軍に接収されたとのことですが、多くの人の努力で今のような形に整備が進められてきたとのことです。また、総面積が24万u(といってもピンと来ないかも知れませんが)もあり、よく京都市街地にこれだけの広さの植物園ができたものだということにまず最初に驚かされてしまいました。

 京都府立植物園は、その名のとおり植物園ですので、様々な植物が植えられており、その中の一角にバラ園もあります。
 バラ園だけに行こうと思ったら、植物園の南側、けやき並木から連なる正門から入るのが近いです。
 我が家は、よくわからないまま、反対側の北山門から入ったのですが、バラ園に至るまで、暑さで休み休みでした。
 ただ、北山門のすぐ近く(園外です)には、「陶板名画の庭」なんていう屋外に陶板で「最後の晩餐」などの名画を複製したものを飾った庭?があります。植物園の入場券売場には、そことのセット券が売られていますので、時間があったら行ってみるとおもしろいかも知れません。行くのは行ってみたのですが、この日は暑くて何を見たのかよくわからない状態でした。

 

 左の写真は京都府立植物園の北山門の入口です。
正門入口より、大通りに面しているため、こちらの方がメインの入口のような気がしました。
 ただ、駐車場は正門の方にありますので、北大路側から入ることになります。
(写真は日付が入ってしまっていますのでご了承下さい)

北大路側の正門です。
正門前にある駐車場です。オフィシャルはここだけです。
 普通自動車で1日1回800円、利用時間は午前9時から午後5時となっています。
 ただし、「午後5時には施錠しますので、それまでには必ず出て下さい」と書いてありました。植物園の閉園時間の5時まで居たら、車が出せなくなってしまいます。
 150台ぐらい置けるとのことですが、京都という場所柄、良い時期には随分人が来るでしょうから、その時期にはあまり当てにしない方がよいかもしれません。
 今回は車ではなかったのですが、真夏の平日のそれも真っ昼間には、さすがにガラガラでした。

   植物園の全体レイアウトです。
 下の方のピンク色の部分がバラ園になります。
 (クリックで拡大します)

 園内は、高木に囲まれた遊歩道や、池があったりします。
 また、温室や宿根草・有用植物園、はなしょうぶ園、かきつばた園など、植物園らしいいろいろな植物を見て回ることができますが、当日はあまりの暑さにばてばてで、ほとんど素通りでバラ園方面へ向かいましたのでその辺の様子は公式HPとかを見てみて下さい。

 
園内中ほどには「大芝生地」という大きな芝生広場があります。気候が良ければお弁当でも持っていってのんびりするのには最適でしょうね。

 
 肝心のバラ園部分ですが、遊歩道部分はアスファルトで、その横に花壇にしてバラが植えられています。
 約300品種2,000株のバラがあるとのことで、あの暑い中、結構咲いているバラも多かったところを見ると、年中いくらかでも楽しめるよう四季咲き系統を多く植えているのかもしれません。
 さすが植物園らしく、基本的に全てのバラに名札が建ててありますので、庭を楽しむイングリッシュガーデンなどとは違って、自分の好みのバラがあったらその名前を知ることができてありがたかったです。
 種類的には、ハイブリットティ系、フロリバンダ系、またメアリーローズやヘリテイジなどのイングリッシュローズ系までいろんな系統のバラを揃えているという感じでした。ただ、咲いているのばかりに目がいきますので、一季咲きのオールドローズなどの状況はほとんど確認はできておりませんが。

ホワイトライトニン
フェー
ゴールドバニー
クリックで拡大します。もっときれいなのがありましたが、日付が入ってしまっていますので、上記の3つのみご紹介。

 今回も時期的には真夏の最悪の時に行きましたが、バラの花もそこそこには咲いていましたので、それなりには楽しめました。時間と元気があれば、もっといろんな植物も見て回りたいところでした。
 いろいろな植物を見て回ろうと思うと、結構広いですので、最低半日は欲しいところです。バラ園だけだと最盛期でもぐるっと回って1時間もかからないでしょうが、それだけではやはりもったいない気がします。
 なお、正門入口横に、園芸教室なども行う植物園会館があり、食事とかもできます。また、大芝生広場の横にも軽食ができる休憩所があります。
 滑り台などの子供の遊具が置いてある場所もあったりしますので、芝生広場で駆け回って、滑り台とかで遊んで、ついでに植物のお勉強、ということで、家族連れには絶好のお出かけどころかもしれませんね。
 駆け足で見て回ったところですが、のんびりするには良い植物園です。園芸相談やいろんな教室も開かれたりしていますし、なんせ公立の植物園というせいもあり、入場料が安いので、いろんな時期に、いろんなイベントに参加してみると楽しいと思います。


DATA
京都市左京区下鴨半木町
TEL :(075)701−0141
HP :http://www.pref.kyoto.jp/plant/index.html 
休園日 :12月28日から1月4日
開園時間 :午前9時〜午後5時(入園は午後4時まで)
        温室は、午前10時〜午後4時(入室は午後3時30分まで) 
入園料 :一般200円、高校生150円、小・中学生80円
      (植物園と陶板名画の庭との共通券:一般250円、高校生200円、小・中学生100円)
      温室は別途料金が必要のようです


訪問日:2006.8.21



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