バラの花に魅せられて、訪問したバラ園、イングリッシュガーデンとバラに関する情報を集めてみました


メアリーローズ英国庭園(長野県)


佐久市にある、メアリーローズ英国庭園は、軽井沢メアリーローズ英国庭園として移転準備のため、平成21年6月1日に閉園しました。
以下は、閉園前の訪問記です。

  メアリーローズ英国庭園は、上越自動車道佐久ICから車で約20分ぐらいの所にあります。電車だと、長野新幹線佐久平駅から車で15分ぐらいです。 場所的には、やはり自家用車でないと、ちょっと不便です。
 メアリーローズ英国庭園は、ガーデニングの本場イギリスで最も美しい庭園と言われる「シシングハーストキャッスルガーデン」をモデルに、3年の歳月を費やして造園されたとのことです。

 入園料の支払いはショップのレジと兼ねており、庭園に入るのはその横の扉を開けて入りますが、一歩入ると、そこは異国情緒あふれた別世界のような趣にしつらえてあります。

入園料は、大人(高校生以上)1,000円、保護者同伴の場合中学生以下は無料です。
 以下の公式HPに割引券があり、印刷して持っていくと200円引きになります。   
  http://www.mary-rose-garden.com/estblishment.html(旧)
   
  なお、庭園部分のみは、冬季休園です。

冒頭のとおり、現在のHPのTOPページは、http://www.mary-rose-garden.com

駐車場は普通車で70台分あるとのことですが、観光バスでも入ろうものなら、かなり狭くなります。段々になっており、当然上から埋まっていきますので、下の方に置いたら、少しですが坂道を登ることになります。
 駐車料金は必要ありません。          

庭園は、コニファーガーデン、ハーブガーデン、ツツジの丘、ポンドガーデン、ローズガーデン、ベリーガーデン、ボーダーガーデン、アジサイ園など、テーマごとに区画されており、非常に良く手入れされています。

7月の後半に行ったのですが、バラも結構咲いていました。
ここは、イングリッシュローズも多かったように思います。ちょうど2番花が咲いている最中でした。

 

全体の俯瞰図です。

ローズガーデンを上から見たところです。

時季はずれでしたが、ここには、ヒマラヤの青いけしの花がいっぱい植えられているところがあります。
 ヒマラヤの青いけしの花、なんてなぜか神秘的なような気がして是非一度本物を見てみたいのですが、見頃は、6月頃らしいです。

ボーダーガーデンです。

 本当に一面芝生がきれいでした。芝生内立ち入り禁止なんて無粋なことはありませんので、日差しがきつく結構暑い日でしたが、子供達は走り回ったり、転げ回ったりでした。

 我が家もこんな気持ちの良い芝生にしようと思っていたのですが、やはりプロが土づくりから始め時間を掛けているのにはとうていかないませんね。

ハーブガーデンとメアリータワーです。
ちなみに後ろは浅間山です。

 メアリータワーは、結構な高さがあり、上まで上れます。ビルの6階建てくらいでしょうか。残念ながらエレベーターはありません。
 園内の一望はもとより、遠くは浅間山、佐久市街等眺望はすばらしいものでした。
 しかし、ここの庭園はお金をかけて作っているなーと実感した建物ですね。

メアリータワーからの浅間山
メアリータワーの階段はらせん階段です

上の3枚の写真だけを見ると、なんだかおとぎの国の世界のようです。

入り口から少しの所に、休憩できるところがあり、セルフサービスですが、コーヒーを無料で飲むことができます。
おまけに、飲んだカップは持ち帰ることができます。カップには白地にメアリーローズオリジナルのデザインがついています。

建物内には、ショップとレストランがあります。朝開園と同時ぐらいに行ったため、時間的にお昼をここでとらなかったので、内容的にはよくわかりませんが、おしゃれな雰囲気で、グラウンドピアノもありました。生演奏とかを聴きながら食事もできるのでしょう。ちなみにガーデンウエディングも行っているそうです。

階段を上がったところが入り口で、入ると上の写真のショップ、レストランです。
 ショップ、レストランに入るのに入場料は必要ありません。
モリニュー
フランシーヌ オースチン
ザ ダークレディー

とにかく、良く手入れ、管理された庭園です。施設のハード面でも随分とお金もかけ、がんばって作った、一種のテーマパークといった感じでしょうか。
 また、テーマごとにまとめているので、ガーデニングの本に出てくるような、よくあるイングリッシュガーデンの感じとはちょっと異なります。
 英国のナショナルトラストの管理する伝統的な庭園の風情を醸し出すことを主眼において設計・造園したとのことですので、家庭向けのガーデニングの本とかに出てくるお庭とは、根本的に違うのは当たり前かもしれませんね。
 この日の午後から行ったバラクライングリッシュガーデンとは対照的な感じでした。
 でも、バラの花がきれいで、なんたって、芝生が気持ちよくて、おまけに見晴らしも良くて、コーヒーまでサービスで、個人的には言うことなしでした。

追記
平成20年一杯で、現在の佐久の庭園は廃園し、軽井沢に移転予定です。
現在の園はその後どうなるのかわかりませんが、ここはここで、結構良い庭園なので、行かれる方は急がれた方が良い
かもしれません。

DATA
所在:長野県佐久郡根岸3870−1
TEL:(0267)63−8739
開園時間:9:00〜18:00(最終入園17:30)        レストランは11:00〜21:00
       4月〜11月は無休、レストランは通年営業(冬季は火曜定休)

訪問日:2004.7.20



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