バラの花に魅せられて、訪問したバラ園、イングリッシュガーデンとバラに関する情報を集めてみました

我が家のバラ奮闘記1

 マイホーム完成後一番に取り組んだのが芝生の植え付けでしたが、芝生がなんとか形になってきたので、次は庭木、ということで、何を植えようかと悩んだ結果、家内の「芝庭にはやはりバラでしょう。」という一言で決まってしまいました。

 予定が、植木鉢に植える程度ではなかったので 消毒とかの手入れが並大抵ではないと家内も覚悟するということでしたので、めざすはイングリッシュガーデンということで、随分手間がかかるのを承知で、バラを植えることにしたのがこの道の始まりです。
 以下は、とりあえずバラを植えて、最初に花が咲くまでの奮闘記です。


 バラを植える段になって、バラの花の種類がこんなにたくさんあることに驚きました。オールドローズ系、モダンローズ系などほんとうにたくさんあるんですね。
 家内は、バラの本を買ってきては、家事もそこそこに、どのバラがいいか毎晩のように研究していました。というか、楽しんでいましたので、その姿を見て、子供達は、お母さんはいつも絵本ばっかり見ていると不満そうに言っていました。
そして、
 (1)1回見事な花を咲かす種類より、四季咲きで、何回も咲く方が楽しめていい。
 (2)車庫との目隠しになるよう、つるバラ(実際は半ツル)がいい。
 (3)そしてなんと言ってもかわいらしい花が咲くのがいい。

ということで選んだのが、イングリッシュローズのメアリーローズウィリアムモリスアブラハムダービーの3種類です。

 バラの苗も植える時期、購入できる時期があるようで、我が家では、2月に買って、実際に植えたのは3月になってからでした。苗を購入するにも、本で選んだ苗が全て近所で売っているものでもなく、ちょっと心配でしたが、インターネットの通販で購入しました。結構たくさんの園芸屋さんが取り扱っており、その点は心配ありませんでしたが、どんな苗が来るのか、やはり一抹の不安はありました。
 半つる性のバラを選んだことから、実際に植える前には、トレリスを建てるのに随分苦労しました。これまた書けば長くなるのでここでは省略しますが、高さ2m、幅4m近くのものを建てましたので、柱をコンクリートで根固めするなど、ほんとうにすったもんだでした。

 肝心のバラですが、物の本には、50cmほど掘ってから植えるようなことを書いてありますので、植える予定地をビール片手にせっせと掘りました。
 しかし芝生の時と同じで、出てくる出てくるガラの山、芝生の時は少々いいや的な堀方でしたが、バラだとそうもいかないということで、バラ3本植えるのに、出てきたガラの山がこれまた20L袋に10袋、処分は芝生の際のガラと一緒に業者に頼みました。
 また、ガラを取り除いた土も小石が多く、そのまま使うことができなかったため、ふるいで土をふるいました。この作業の大変さも並ではありませんでした。
 塀とかの外構工事の際に、場合によって小型のパワーショベル等の重機を入れることがあると思いますので、併せて少々の費用がかかっても、ある程度の土の入れ替えをしてもらっておいた方がよっぽど楽だと思います。

 掘り返した後は、底にバラの大好物の牛糞をいれ、その上にバラの元肥と土を混合した後にやっとバラの植え付けです。
 なお、バラの根は牛糞に直接接しないように植え付けます。

 苗の状態にもよるのでしょうが、植え付け後結構成長が早いです。我が家は大苗を植えましたが、ウィリアムモリスとアブラハムダービーは、3月に植えた時が、50cmぐらいでしたが、7月には、1m50cmぐらいまでになっていました。
 それに比べ、メアリーローズは、個体差なのか、種類なのかわかりませんが、随分と成長はゆっくりしており、1mものびませんでした。

 半ツル生なので、トレリスに絡ませる予定でしたが、結構太いシュートが思わぬ方に伸び、うまくトレリスにくくることができない枝も多く、ちょっと枝が暴れ放題のような所もありましたが、最初の年からきれいな花が咲いてくれたので、ま、気にしないことにしました。でも、花が済んだ最初の冬には、随分と剪定しましたが。


 きれいな花が咲いてくれるのはうれしいのですが、バラはなんと言っても害虫駆除が大変です。
 左の写真は、ちょっと見にくいですが、ウィリアムモリスの花びらに潜り込むヒメコガネムシです。
 このぐらいの虫になると薬剤散布も何か抵抗があるので、割り箸や手でつまんで集めています。平日は仕事でなかなか手入れができないので、花の時期に一週間放っておいたら、こいつらがうじゃうじゃで、両手にいっぱいですまないぐらい集まります。
 そんなにバラの花っておいしいんでしょうかね。

 近くに置いた植木鉢の木が枯れるので、掘り返してみたら、ヒメコガネの幼虫の芋虫が何十匹もいてぞっとしました。

 花びらが散っても、まだがんばって花びらを食べて? います。

 
 ヒメコガネの次はやっぱり、これ、アブラムシですね。
 左の写真ではちょっと見にくいですが、ヘリテイジ(翌年に植えました)についたアブラムシです。
 上の花びらの下の方が、少し緑色になっています。これが全部アブラムシです。こればかりは手でつまんで捨てるわけにもいかず、ベニカXという薬剤を使っています。

 上記の他にも、ハダニ(シャワーホースで水まき)や、バラクキバチ対策(オルトラン使用)等苦労していますが、基本的に、できるだけ薬剤を使いたくないとは思ってはみるものの、手っ取り早いので、バラに限っては結構薬剤を使っています。

 また、我が家のバラは多くが半ツル性で、結構背が高いため、上の方は薬剤散布しながら、その散布薬を頭からかぶってしまい、何とも気分が悪い思いをしています。すぐ服を着替えてシャワーを浴びるのですが、木酢液とかもっと違う物の使用を検討中です。(→「病気対策」、「害虫対策」編へ続く)

  バラの花は病気や消毒など本当に手間がかかりますが、5月に見事に咲いたバラの花々を見ていると、本当にいい気分になれますね。とりあえず、にわかロザリアンの仲間入りと言ったところでしょうか。




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