バラの花に魅せられて、訪問したバラ園、イングリッシュガーデンとバラに関する情報を集めてみました


谷津バラ園(千葉県)
千葉県習志野市にある谷津バラ園に行って来ました。
 この日は掛け持ちで、午前中に京成バラ園、午後からこの谷津バラ園という日程でした。
 谷津バラ園は昭和32年開園の歴史あるバラ園です。今のバラ園は、京成電鉄が運営していた谷津遊園の一角にあったものを、谷津遊園の閉鎖後、跡地を都市整備公団が団地造成するのに併せ、再びバラ園として整備したものということです。

 場所は、京成電鉄谷津駅から徒歩7〜8分くらいです。実際に行ったときの経路は、京成バラ園からですので、東葉高速鉄道の八千代緑が丘駅から西船橋駅まで戻り、そこで京成電鉄に乗り換え、谷津駅下車でした。電車の時間は乗り換えを含め約30分ぐらいです。京成バラ園前から乗ったバスが、よく見ると京成電鉄のどこかの駅行きだったような気がして、あとでそのままバスに乗っていれば良かったと後悔しました。その他、JRだと総武線、津田沼駅から京成バス谷津干潟行き、谷津南小下車徒歩3分だそうです。ちなみに帰りは、谷津バラ園から、ご存知ディズニーランドの横を通るJR京葉線の南船橋駅まで歩いて、そこから東京駅まで戻りました。谷津バラ園から南船橋駅までは歩いて30分ぐらいです。
 また、実際に確認はしていませんので、はっきりとは言えないのですが、まわりは本当に住宅団地で、案内書に駐車場が書かれていますが、そんなに数は置けないんではないかと思います、そこに置けなかったらすぐ近くには駐車場がなさそうなので、車で直接行くのはできれば避けた方がベターかと思います。

 ここも、秋バラの良い時期に行くことができましたので、またよく手入れがされており、きれいに咲いているバラの花を堪能することができました。
   
バラ園入口
バラ園前の公園
 もとあった谷津遊園を都市整備公団が住宅団地として整備したというだけあって、隣には大型の集合住宅や、一戸建ての団地があります。その中に公園(上の右の写真)があり、その一角にバラ園があるといった感じです。

谷津バラ園は、結構大きなバラ園で、東京からもすぐの所にありますので、春の最盛期とかはかなりな人出になるんじゃないかと思うのですが、訪問した11月18日は秋バラの結構良いシーズンの土曜日の午後にもかかわらず、随分と人出が少なく、京成バラ園同様ちょっと拍子抜けした感じではありました。ここら辺の人は、あまりに見慣れていて、再々バラ園なんか行こうとは思わないんでしょうか。でも、毎年国際バラとガーデニングショーなんか随分の人出と聞きますので、好きな人は大勢いるのではないかと思うのですが。でも人が少ない中ゆっくり見られましたので、それは本当に良かったです。

上の写真の左が近隣の配置図、右が谷津バラ園の配置図です(いずれもクリック拡大します)

   
 上の左の写真が、バラ園の南の端から入口方面を見たところ、右の写真が、東側にある池の部分です。池のある辺りはちょっと日本庭園風な雰囲気で造園してあったりします。また、大きな椰子の木があったりするんですよね。


 
 入口から入って、西の端から園内を見渡した写真です。(ちょっとゆがんでますが)
園内は、本当に整然と整備され、その中にバラが植えられています。写真左端の建物が入口・管理棟、写真正面奥が、上の写真にもあるとおり池があったりする部分です。
 噴水とかを取り囲むようにバラの花壇が配置されており、その回りは高さの低いスタジアムの観客席が取り囲むような感じになっています。
 京成バラ園でもそうですが、ここは、元々が都市型公園として整備された一角にある関係もあり、借景に大型集合住宅があります。都会なんでやむを得ないんでしょうが、冴えないですね。京成バラ園のような異様の雰囲気、色でないだけまだましと言ったところでしょうか。

   
   

 バラの花についてですが、バラの種類別というよりは、「皇室・王室コーナー」とか、「香りのコーナー」、「有名人コーナー」「青いバラコーナー」「新品種コーナー」など、名前や、特徴によってコーナー分けされています。種類的にはハイブリットティー系が多いのはここも同じですが、イングリッシュローズなども、コーナーの一角にイングリッシュローズの説明書きと一緒に何種類か植えられていたりしました。
 谷津バラ園の面積は12,600u、バラの品種は700種、6,300株あるということです。面積的には京成バラ園の半分以下ですが、品種、株数はあまり違いません。

プリンセスサヤコ
プリンセスアイコ
エンプレスミチコ
プリンセスミチコ
 上記の写真は皇室コーナーにあったバラの一部です。(クリックで拡大します)

 谷津バラ園には、物販施設はありません。また園内は飲食禁止ということになっていますので、ちょっとゆっくりくつろぐというのは難しいかも知れません。ベンチとかもそんなにあるわけではありませんし。物販施設まで作れとはいいませんが、園内で飲食禁止というのでは、ちょっとベンチにでも座ってお茶でも飲んで、というくつろぎかたができないのがちょっと残念ですね。
 都市型公園ということのようですので、入場料もさすが”公立”で安いですし、バラを見せるというだけではなく、ある程度のくつろぎの場にして欲しいものです。
 また、入口の看板に、園内の注意事項等がいくつか書かれていましたが、その中の最後に、「その他バラ園の管理上支障があると認められる者」という項目があり、例として、「ボール遊び、フォークダンス、たこあげ等をする事」とありました。これだけのバラ園で今時フォークダンスをしたり、たこあげはしないんじゃないの、と、思わず笑ってしまいました。
 上でもちょっとふれましたが、ここには、香りが楽しめるバラを集めたコーナーがあります。花フェスタ記念公園にも、直接花からではないですが、バラの花をいくつか嗅げるコーナーがあったりしましたが、直接香りの強いバラを集めているバラ園も珍しかったです。(クリック拡大)
  ハーモニー(1982、独コルデス作) といった種類他がありました。 
香りの庭に実を付けているバラがありました。
「ロサ ルゴサ」というバラで、ハマナシという名前で呼ばれ、春早く咲く一季咲き、だそうです。

ヘンリーフォンダ
エスメラルダ
琴音
ラベンダーメイアンディナ
いずれもクリック拡大します。ちなみにラベンダーメイアンディナはミニバラです。

 谷津バラ園は、公立で、ちょっと管理主義的なところはありますが、よく手入れの行き届いた、またバリアフリー的な面も考慮した気持ちの良いバラ園でした。欲を言えば、バラの写真を撮ったり、とにかく花を見に行くということでは良いのかも知れませんが、やはりきれいなバラの花を見ながら一息、という安らぎを得られる場としてのバラ園を望むのは欲張りすぎでしょうか。

京成バラ園とのダブルヘッダーでしたが、距離的にもほどほどで、きれいなバラの花満喫で、有意義な一日でした。一日かけてバラの花、バラ園ツアーというのもお勧めです。 デジカメの予備の電池とメモリーはお忘れなく。

DATA
所在:千葉県習志野市谷津3丁目1−14
TEL:(047)453−3772    
開園時間: 9:00〜18:00(5月1日〜6月30日)、〜17:00(7月1日〜9月30日)、〜16:30(10月1日〜4月30日)
休園日:毎週月曜日(月曜日が祝日の場合、その翌日)、但し、5月、6月、10月〜11月15日は休園日なし
入園料:5/1〜11/15

  高校生以上:300円、小・中学生:100円65歳以上:150円  
上記以外  高校生以上:150円、小・中学生:50円、65歳以上:70円

公式HP:http://www.city.narashino.chiba.jp/~yaturose/index.html

訪問日:2006.11.18



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